魚津三太郎塾第2期の14日目が開講。各塾生が水循環をテーマに取り組む個別プロジェクトの現状や課題,コンセプト,戦略・戦術までの中間プレゼンテーションをおこない,各プロジェクトの課題の明確化と計り今後の事業計画へのブラッシュアップをおこなった。
魚津三太郎塾第2期の2回目の演習は,塾生・講師・アドバイザーの他に多数の魚津市・富山大学・金融関係者がオブザーバーとして参加して講義となった。塾生の発表に先立ち,事務局の前田氏から前回2月15日におこなわれた第1回目の演習での内容と今日までの経緯を説明し,今回の演習の進め方と発表順が紹介された。また,金岡教授から今回の演習のねらいや魚津三太郎塾のホームページの紹介と金融機関との連携での専門家派遣など事業企画への支援についての説明がされた。
今回参加の6名の塾生は,各自持ち時間20分で各人が構想しているプロジェクトの事業計画・事業内容を発表し,プロジェクトの現状や課題,コンセプトを資料やプロジェクターを活用して説明した。各塾生の現時点までの中間プレゼンテーションということもあり,事業内容への質疑や各々が抱える課題や方向性の迷いなども塾生間でぶつけ合い,参加者全員で討議・意見交換をした。地域課題と企業課題の解決と,テーマである魚津の水循環を活用した地域の活性化が個々のプロジェクトとどう結びつけ事業として成立させていくかの検討を図った。
また,第1期の例も踏まえて魚津三太郎塾の今後の流れと修了後の塾生の動きや支援についてをアドバイザーを務める美波氏,朝野氏,森内氏から自己の事例として紹介。専門家派遣や助成金申請,最終ポスター制作までの過程かポスターセッション以後から始まる事業実現までの過程,本塾で得ることができたことなどのアドバイスが塾生へおくられ,今後の事業計画立案や事業活動に活かす有意義な演習となった。