開会にあたり主催者を代表して、魚津三太郎塾塾長である魚津市長の澤赴將テ市長が「将来の魚津企業人を養成する本塾が将来の人材育成に寄与する学びの場となることを期待する」と挨拶。富山大学を代表して、理事・副学長の丹羽昇が「お互いに語り合い、学び、知識や発想を共有し分け合い、新しいものの創出に挑戦して下さい」と遠藤学長のメッセージを代読し、「地域の情熱が点から面となって地域が活力を増すよう期待します」と挨拶した。
魚津三太郎塾開塾の背景や経緯、開講の目的や塾の概要を説明。魚津の地域資源である『水循環』を守り・育み・活用し、環境と経済を両立させたビジネス手法による地域活性化と産学官金連携モデルとしての塾の概要と昨年度開催の第1期講義内容や講義風景を紹介。
これからの第2期の概要とカリキュラムの流れについて説明し、主テーマ「魚津の水循環」と「環境ビジネス」「社会的課題」「地域的課題」「価値の創造」の4つのキーワードについて解説、塾生たちが今後のディスカッションで意識すべきポイントについて説明がおこなわれた。
第一期生を代表して三名が成果報告を行った。各人の本業を活性化させ、塾で学んだ地域環境を活かした新規事業展開をプレゼンテーション形式で紹介した。
魚津市の観光資源・食資源を活用した『魚津物語ごっつぉ丼』の展開について紹介した美浪氏。本年10月に開催された「とやまビジネスプランコンテスト」で優秀賞を受賞した朝野氏の商品と環境保全をマッチさせた「エコな寒の汐ぶり」提案。同コンテスト奨励賞を受賞した森内氏の魚津の間伐材を活用した「にいかわの守紙」についての成果報告が行われた。
1期生塾生のプロジェクト実行までの苦労話や「何故実行できたのか」「本塾に参加した感想」などを話題にして、環境と経済の両立による地域活性化と水循環保全をめざし、明日の魚津を担う人材育成システムとしての地域再生塾について意見交換がかわされた。
座談会終了後に第2期の塾生に向けて、富山大学地域連携推進機構地域づくり・文化支援部門長 渡邊康洋氏、澤赴將テ市長から激励のエールが贈られた。また、丹羽副学長から「新しいイノベーションを点から面につなぐのが三太郎塾の使命。地域の活性化は大きな課題、継続的に成功裡へ繋げるよう期待します」本日の特別講義を総括した。
富山大学遠藤俊郎学長が、参加塾生の発展の良い機会の場となるよう関係機関の協力とお礼を述べ2日目のカリキュラムは終了した。