
シンポジウム 「再生塾テイクオフ育て!高度差4000マイスター」
モデル事業「高度差4000」マイスター養成プログラム 地域再生塾がテイクオフ■日時 平成20年11月6日13時45分〜17時
■場所 ANAクラウンプラザホテル富山 3F 鳳の間
主催/富山大学・富山第一銀行
共催/社団法人国立大学協会・北日本新聞
後援/富山県・魚津市・高岡市・富山市

地域再生塾開講にあたり主催者を代表して富山大学学長 西頭徳三氏が地域再生塾参加者へのあいさつとお礼を述べ,富山第一銀行取締役本店営業部長浅井澄夫氏が「より多くの人が高度差4000の環境を活かし成功を収めて欲しい」とあいさつした。
基調講演では講師に富山大学大学院理工学部教授 張 勁氏を招き『地球環境の覗き窓 富山を知ることで世界を知る〜とやま高度差4000環境論原論〜』という演題で水環境の観点からの富山湾の魅力について講義した。続いて富山大学地域連携推進機構 地域づくり・文化支援部門長 秦正徳氏が『富山大学地域再生塾「高度差4000」』をテーマにオリエンテーションを行い,本塾の趣旨を説明し「高度差4000の自然環境を守り,これを利用するシナリオを担う人材なってほしい」と話した。
パネルディスカッションパネルディスカッションではパネリストに官公・産業・大学・金融の分野から廣貫堂 塩井保彦代表取締役,富山市商工労働部 井上哲郎理事,富山第一銀行 横田格常勤顧問,富山大学 西頭学長を招き,富山大学地域連携推進機構 地域づくり・文化支援部門長 秦正徳氏がコーディネーターを務め,高度差4000による地域産業活性化ヘの取組み事例や地域再生で今後活躍できる人材像・求められる人材像について意見交換をした。
「健康」をキーワードに富山から世界へ産業クラスター創生や製薬技術集約のためのグローバルネットワーク形成,伝統医学研究ネットワーク形成や産官学協調による富山の置き薬システムぼグローバル展開の取組み事例を報告。
[井上氏] 環境モデル都市として富山市を位置づけた高度差4000の環境保持のための公共交通を軸としたコンパクトなまつづくりイメージの提案についてと岩瀬地区・八尾地区の通年型まちなか回遊観光の事例と高度差4000による県外観光客誘致キャンペーンや富山ブランドの育成・新産業育成に向けた取組みを報告した。
[横田氏] 銀行の役割と業務内容を解説。地域密着型金融推進の取組方針と地域経済活性化への銀行が応援・サポート事例を報告。高度差4000の地域資源と経営資源を活かした地域産業の活性化が地域経済に重要と話した。
西頭氏
大学が高度差4000を提起する意義と新たな「水・土地・人の連鎖」を求めた研究・教育・地域貢献の取組み課題を解説。「高度差4000」過去・現在・未来へ向けて地域が自信をもって表現でき誰もが共有できるスローガンであると話した。
テーマ3:『高度差4000マイスター育成の具体的な進め方』
[横田氏] 専門性のある知識を持ち,有効に利用できる応用力あり,体験・体感に基ずく知識を学ぶことができ,常に新鮮なものを求め,その意識を保てる人材が必要。
[塩井氏] 具体的な目標を持つ人材が必要。自立した社会人を主体性をもって育て,ベンチャーを応援する体制をつくりことが重要。学校教育でも企業家精神を育む教育,人材が富山に集まる教育環境が必要。
[井上氏] 大きな自治体では幅広い知識をもちグローバルな視野を持って接することができる人材が重要。
西頭氏 高度差4000「水・土地・人の連鎖」の考えを実践できる人材を育て,主体性を見失わずに知識や人間性を培う地域再生塾に育成したいと話した。
[まとめ 秦氏] 最後に秦氏が,富山の良さは高度差4000に凝縮されており,やそこにある良いところをつなぎ合わせ方,人の振る舞い方を一緒に考えようとパネルディスカッションをまとめた。
フォーラム最後に西頭学長が閉会のあいさつをしこれから3か月に渡り開講される高度差4000地域再生塾の初回講義が終了した。
フォーラムプログラム 1,基調講演 演題『地球環境の覗き窓富山を知ることで世界を知る 〜とやま高度差4000環境論原論〜』 講師 富山大学大学院理工学部教授 張 剄氏 2,オリエンテーション テーマ『富山大学地域再生塾「高度差4000」』講師 富山大学地域連携推進機構 地域づくり・文化支援部門長 秦正徳氏 パネルディスカッション テーマ『育て!!高度差4000マイスター』
- ◆パネリスト
- 廣貫堂 代表取締役 塩井保彦氏
- 富山市商工労働部 理事 井上哲郎氏
- 富山第一銀行 常勤顧問 横田格氏
- 富山大学 学長 西頭徳三氏
- ◆コーディネーター
- 富山大学 地域づくり・文化支援部門長 秦正徳氏