高度差4000 H20の取り組み

高度差4000

富山大学/地域再生塾「高度差4000」事業計画

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H20 地域再生塾・モデル事業1 実施計画(案)

提案概要  富山大学/地域再生塾「高度差4000」・再生産の担い手養成講座

項目 内容
目的 冨山大学の知見(ナレッジ)を十二分に活かし,本学の地域貢献機能として新展開する地域再生塾,「高度差4000」マイスター,再生産の担い手人材養成講座を実施することで,今後の冨山の暮らしに不可欠な高度差4000の守り,育み,活用し続けることのできる企業育成に向け,その中核を担う人材を育成する。
対象 高度差4000再生産に意欲のある企業 5〜10名程度
日時 平成20年11月6日(木),13日(木),20日(木),27日(木)
12月4日(木),11日(木),18日(木),25日(木)
1月10(土),11(日)  (計10回程度)
※シンポジウム半日,平日90分(講義45〜60分,討議30〜45分)×8回+演習(半日2回)
場所 富山市(富山駅前CiC3階学習室。一部の授業は,富山大学または富山第一銀行)
講師 富山大学 地域再生塾「高度差4000」マイスター養成講座  担当教員
内容
講義及び演習
高度差4000を守り,育み,活用することができる,地域再生人材の育成に関する富山大学のナレッジを教授するとともに,単なる座学ではなく,ディスカッションを重視し,創造力,発想能力を向上すべく演習を取り入れた地域再生を実践する人材育成プログラムである。
【本講座提案の背景】
  • 本学は,全学をあげての地域貢献を新展開するため,学長トップダウンによる地域連携推進機構を組成したが,具体的な戦術の一つとして,少子高齢化・人口減少に伴う安定成長時代に即した地域活性化を実践すべく,大学が中核的な役割を担う,我が国で最も先んじる地域再生人材育成を目指す,富山大学 地域再生塾「高度差4000」マイスター養成講座を立案した。
【本講座の概要】
  • 本講座は,富山大学 地域再生塾「高度差4000」マイスター養成講座における,再生産の担い手養成講座の一環(モデル事業)として展開。
  • 高度差4000再生に資する事業構想具体化に必要な能力開発として,これまでの企業行動を見直し,着眼・評価すべき高度差4000の要素は何か,高度差4000再生産(守り,育みながら地域活性化を実践)するためには,これまでの企業行動にどのような変化を加えることが必要なのかといったコンセプト・メインキングができる能力を養います。
養成人材 像養成対象者の育成による効果
高度差4000
再生産の担い手
人材の育成(守り×育み×活用)
高度差4000再生産の担い手人材の養成は,自然との係わりである,奥山・山麓〜平地(都市)〜 海岸の各流域の連関関係(因果則)を熟知し,高度差4000を守り・育みながら,地域の活性化を誘う企業行動を展開しながら,
高度差4000保全ビジネス,高度差4000調和型産業,高度差4000ソフト(コンサル,金融商品etc),高度差4000修復・創造技術,高度差4000活用型サービスなどのコミュニティビジネスの実践に挑むことができるプロジェクトメイキングやプロジェクトプロデュース能力を有する人材を養成する。
  • オリエンテーション(シンポジウム),講義,課題解決演習より構成 ・・ 計10日間程度のカリキュラム
    平日90分((講義45〜60分,討議30〜45分)×8時限+演習(半日×2回))の教育プログラム
  • 高度差4000再生産の担い手人材養成では,とやま高度差4,000mの魅力(自然科学的知見),魅力活用によるコミュニティビジネス育成の考え方,活用可能な地域政策ツール,実践事例(自然体験観光,物産開発etc)などを学び,高度差4000を守り,育みながら地域を活性化するとともに,企業のCSR向上に資する企業行動を実践に資するような具体的事業構想立案演習(ポスター程度)を展開することで実践力を養成
モデル事業でのカリキュラム1(再生産の担い手育成編)
共通講義1 (シンポジウム,富山市・全日空ホテル 鳳の間)13:45〜17:00
講義名称 講義内容 担当教員 敬称略 
11月6日(木)14〜14:30
1限目 特別講義(30分)
とやま高度差4000
環境論原論(その1)
地球環境の覗き窓 冨山を知ることで世界を知る
地球環境の縮図としての高度差4000の自然環境の因果則や,持続的発展への課題を学び,地域再生への可能性を検討する。
1) 標高3000mから深海3000mの世界
2) 富山湾の魅力,富山の水資源の魅力
富山大学理工学研究部(理)
教授 張 勁
11月6日(木) 14:30〜15:15
2限目 特別講義(45分)
地域再生塾オリエンテーション  
地域再生塾「高度差4000」のオリエンテーションとして,当該カリキュラムのねらい,講義概要ほかについての説明 富山大学 地域連携推進機構
地域づくり・文化支援部門長 
秦正徳
11月6日(木) 15:30〜17:00
2限目 特別講義(90分)
高度差4000マイスター
養成原論
シンポジウム  テーマ「育て!!高度差4000マイスター」
富山の高度差4000のバイオリージョンが育む地域資源を活かし,かつ富山大学の知的資源を多角的,総合的な観点からマッチングすることで,サスティナブルな地域再生の可能性を考える
1) 高度差4000のバイオリージョンと富山大学の地域貢献
広貫堂
代表取締役社長 塩井保彦 氏
富山第一銀行/顧問 横田 格
富山大学長 西頭徳三
富山大学/地域再生塾「高度差4000」・再生産の担い手養成講座
講義名称 講義内容 担当教員 敬称略 
11月13日(木)
18:30〜20 3限目(90分)
とやま高度差4000
環境保全・環境修復技術論
ダイナミックな生命循環を育む高度差4000を我々の子孫へと受け継ぐため,環境保全・環境修復論の基礎を学び,富山県の地域再生への可能性を検討する。
1) 高度差4000バイオリージョンの課題と保全・修復
2) ディスカッション
富山大学理工学研究部(理)
教授 中村省吾
11月20日(木)
18:30〜20 4限目(90分)
高度差4000
地域資源活用型
コミュニティビジネス論
木材利用の理想循環系による長期対応住宅 富山大学 地域連携推進機構
地域づくり・文化支援部門長
秦  正徳
11月27日(木)
18:30〜20 5限目(90分)
とやま高度差4000
環境保全・環境修復 社会論
高度差4000に対する環境保全,環境修復実践への方法論の基礎を学び,現在,求められている新たなる環境保全に資する「新たな公」の可能性を追求する。
1) 環境保全,環境修復を実践への社会学 
2) ディスカッション
富山大学 人間発達科学部長
(環境社会デザイン)
教授 佐藤 幸男
仲村正彦氏
12月4日(木)
18:30〜20 6限目(90分)
高度差4000
再生システム 概論
高度差4000を活かした地域再生の基礎的な考え方である,消費者行動科学によるリピートのメカニズムを学び, 社会科学の側面からのサスティナブルな地域再生の可能性を考える。
 1) 高度差4000再生産とコミュニティビジネス,クラスター形成
 2) ディスカッション
富山大学 地域連携推進機構
地域づくり・文化支援部門
准教授 金岡省吾
12月11,18日(木)
18:30〜20 
7〜8限目(90分)
高度差4000
地域資源活用型
コミュニティビジネス論
高度差4000が育む,地域資源を活かしたクラスター型の地域再生を実践へのケーススタディを学び,高度差4000再生コミュニティビジネスの可能性を下記の2講義より考える
12月11日(木) 18:30〜20
ヘルスツーリズムの科学,特産品開発と食品科学
(温泉科学,医学,食品科学活用と新たなるツーリズム)
富山大学 地域連携推進機構長
(理事/研究担当,副学長)
鏡森 定信
12月18日(木) 18:30〜20
沿岸域の活性化と環境保全の科学
  (水産養殖,リサイクルと沿岸域環境保全の科学)
富山大学 地域連携推進機構
産学連携部門
特命教授 石黒雅煕
12月25日(木)予定
18:30〜20 9限目(90分)
地域再生各種支援策とその事例
富山の高度差4000を活かした地域再生を実践する上で活用可能な地域政策ツールやケーススタディについて,国,自治体,関係機関の役割とともに学ぶ。
1) 各機関の特徴・地域政策ツール・事例  2) ディスカッション
調整中
1月10日(土),11日(日)
13: 00〜17000 10限目
高度差4000再生
事業構想演習
プレゼンテーション演習
(ポスター作成,計画書作成,ポスター発表会)
富山大学 芸術文化学部
矢口忠憲 ほか
富山大学 地・文部門
1月28日(水) 午後 成果報告発表会  富山市/午後半日