高度差4000 H20の取り組み

高度差4000

富山大学/地域再生塾「高度差4000」事業計画

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H20 地域再生塾・モデル事業2 実施計画(案)

提案概要  富山大学/地域再生塾「高度差4000」・地域クラスター形成の担い手養成講座

項目 内容
目的 富山大学の知見(ナレッジ)を十二分に活かし,本学の地域貢献機能として新展開する地域再生塾「高度差4000」・地域クラスター形成の担い手養成講座を実施することで,職場での中心的な立場にあり,事務遂行上の実質的な責任者として求められる,中堅職員の自覚(意識改革を含む)を促し,かつ政策形成能力を涵養することで,激動の現代における,次期の監督者に相応しい中堅職員としての広く多角的な視野を養い,高岡市の明日を担うべく行政職員を育成する。
対象 中堅職員(35〜45才 主任・主査クラス) 20名程度
日時 平成20年11月11日(火),14日(金),21日(金),12月5日(金)  
※平日90分(講義45〜60分,討議30〜45分)× 5時限+演習(1日)
場所 高岡市役所 会議室
講師 富山大学 地域再生塾「高度差4000」マイスター養成講座  担当教員
内容
講義及び演習
コミュニケーション能力,とくに聞く能力の向上に資する,高度差4000活用地域再生クラスター形成に関する富山大学のナレッジを教授するとともに,創造力,発想能力を向上すべく演習形式を取り入れた研修である。単なる座学ではなく,ディスカッションを重視しており,地域クラスター形成を実践するマネジメント人材を育成すべく,中堅職員としての自己啓発の必要性を見出しうる研修である
【本講座提案の背景】
  • 本学は,全学をあげての地域貢献を新展開するため,学長トップダウンによる地域連携推進機構を組成したが,具体的な戦術の一つとして,少子高齢化・人口減少に伴う安定成長時代に即した地域活性化を実践すべく,大学が中核的な役割を担う,我が国で最も先んじる地域再生人材育成を目指す,富山大学 地域再生塾「高度差4000」マイスター養成講座を立案した
【本講座の概要】
  • 本研修は,富山大学 地域再生塾「高度差4000」マイスター養成講座における,地域クラスター形成の担い手養成講座の一環(モデル事業)として展開。
  • 高度差4000再生に資する事業構想具体化に必要なプロジェクト・メインキング能力,プロジェクトマネージメント能力の養成を目指した地域再生人材育成カリキュラム
養成人材 像養成対象者の育成による効果
高度差4000再生
地域クラスター形成の
担い手人材の育成
地域クラスター形成の担い手人材の養成は,奥山・山麓〜平地(都市)〜海岸の各流域の連関関係(因果則)を熟知し, 高度差4000再生産(守り×育み×活用)に資するプロジェクトメイキングやプロジェクトプロデュースできる人材として,「高度差4000」再生産の担い手の育成や,高度差4000再生産システムの再構築を目指した地域再生クラスター形成に向けて活躍するコミュニティ・エンゲージメント(地域マネジメント)ができる人材であり,これからの高岡市を牽引する内発型交流促進による地域活性化を誘う行政職員を養成する。
  • 講義と課題解決演習より構成,
    平日90分(講義45〜60分,討議30〜45分)×6〜7時限+演習(1日))による教育プログラムを提供 ・・ 合計○日間の研修カリキュラム
  • 高度差4000の魅力を再見し,その魅力活用によるクラスター形成やリージョナルマネジメントの考え方とその実践事例をディスカッション重視の講義で学ぶとともに,次年度以降の具体的事業構想立案演習(ポスター作成程度)を展開することでの実践力を養成
  • 東海北陸自動車道路の開通メリットを生かし,高度差4000バイオリージョン活用型地域再生クラスター形成を担う地域再生人材を育成するため,高岡市における交流人口増加,さらには二地域居住の実現を企図する地域再生構想立案能力を養成
カリキュラム(案)
講義名称(仮) 講義内容(例) 備考(候補(例))敬称略 
11月11日(木) 14〜16時
1限目 特別講義(120分)
802会議室
高度差4000
マイスター養成原論
(全体オリエンテーション)
※学長講義挿入時は+30分
富山の高度差4000のバイオリージョンが育む地域資源を活かし,かつ富山大学の知的資源を多角的,総合的な観点からマッチングすることで,サスティナブルな地域再生の可能性を考える
1) 当該カリキュラムのねらい ・・ 45分+15討議
2) 高度差4000のバイオリージョン活用に向けた富山大学の知見活用による地域貢献の可能性について ・・ 60分
[プレゼンター]
富山大学 地域づくり・文化支援部門長
秦正徳
[対談]
高岡市長,
富山大学長西頭徳三
11月14日(金)
8:45〜10:15
2限目(90分) 803会議室
高度差4000再生
地域づくり概論
富山県の自然環境の循環や農林漁業などを維持していくためには,どのような地域づくりが必要なのかを検討する。富山県に関する地理学的な分析結果を示しながら,今後のサスティナブルな地域再生の方法を考える。
1)少子高齢社会の高度化4,000mバイオリージョンの行方
2)21世紀の地域づくりのあり方
3)グループディスカッション
[講師&コーディネーター]
富山大学 人文学部
大西宏治
11月14日(金)
10:30〜12:00
3限目(90分) 803会議室
大学参画型地域再生論
地域の大学の役割が大きく変化しており,各地において大学と地域の連携による活性化が模索されている。各地の事例や,富山大学の地域貢献戦略を紹介しながら,富山の高度差4000バイオリージョンを活かした地域再生を実践するためのコミュニティエンゲージメントの可能性を考える。
1) 大学参画型地域再生の事例 45〜60分
 富山大学の地域貢献戦略,コミュニティエンゲージメント
2) グループ討議 (30分)
[コーディネーター]
富山大学 地域づくり・文化支援部門長
秦正徳
[講師]
富山大学 
研究振興部 社会貢献グループ 
主幹 近藤達也
11月21 日(金)
10〜12時
4限目(90〜120分)
702会議室
高度差4000
地域再生システム 概論
※時間の状況を見ながら
拡大型講義
富山の高度差4000バイオリージョンを活かした地域再生を考えていくための基礎的な考え方である,消費者行動科学によるリピートのメカニズムを学び, 社会科学の側面からのバイオリージョンとしてのサスティナブルな地域再生の可能性を考える。
1) 消費者行動科学の観点から考えるバイオリージョン 45分
2) サスティナブルな地域再生とコミュニティビジネス  45分
  〜高度差4000再生地域創生クラスター形成の必要性〜
  〜グリーンツーリズム,エコツーリズムの科学〜
(奥山の自然環境とガイドビジネスの可能性)
(市民参加型「新たな公」に資するプロジェクト形成)
3) グループ討議  30分
[講師&コーディネーター]
富山大学 地域づくり・文化支援部門
金岡省吾
11月21 日(金)
13〜15時
5限目(90〜120分)
702会議室
高度差4000
地域再生クラスター形成論
(リージョナルマネジメント論)
※時間の状況を見ながら
拡大型講義
高度差4000再生産(守り×育み×活用)に資する地域再生クラスターの形成に向け,集積企業がネットワーク形成を図らせるために必要な論理や,海外の広域マネジメントの実践例を紹介しながら,高度差4000の地域資源を活かしたクラスター型の地域再生の可能性を考える
1) 産学官連携によるネットワーク形成への組織論 30分
     ・・ 集積企業の構造把握とネットワーク形成の理論
     ・・ オーストラリア・パークスビクトリアの理論と実践
2) ケーススタディ(その1) 30分
  金融機関バインド型地域クラスターの形成
3) ケーススタディ(その2) 30分
4) グループ討議 30分
[講師&コーディネーター]
富山大学 地域づくり・文化支援部門
金岡省吾
[ゲストスピーカー]
14時〜14班
冨山第一銀行 
取締役本店営業部長 浅井澄夫
12月5日(金) 終日
6〜10限目(90分×5)
高度差4000再生
地域クラスター形成
802会議室

事業構想演習

プレゼンテーション演習
(ポスター作成,計画書作成,ポスター発表会)
[講師&コーディネーター]
富山大学 芸術文化学部
矢口忠憲
富山大学 地域づくり・文化支援部門
教員
ほか(地域再生塾・教職員)
【本研修の企図するもの】
  • 分権時代に対応できる意欲と能力をもった職員育成を目標に,政策形成能力,政策遂行能力,政策管理能力などの養成を企図した研修である。
  • 平成20年度研修計画において重視されている政策形成能力,なかでも政策形成能力開発研修,企画書作成能力研修の一環としても位置づけられ,かつ業務遂行能力の向上のために展開されている研修内容を実践的に応用する場を提供することで,中堅職員能力開発研修として年齢横断的に実施される研修として相応しい企画内容の研修である。
    → 主任レベルに実施されている政策形成能力開発研修との連動性を考慮し,また,業務遂行能力向上に資する研修として,主事・技師の受講希望者に展開されているロジカルシンキング入門,創造性開発研修,プレゼンテーション研修,企画書作成力研修などとの連動性を加味し,それら研修にて培われている能力を実践的に応用する場を提供するものである。
  • 下記のような企画力・計画力,目標管理能力を養成する場を提供することで,社会経済状況などの時代変化を捉え,複雑多様化する行政課題に的確に対応できる応用可能な専門性や,政策形成能力の養成を企図する研修である。
    → 企画力・計画力の養成を企図する高度差4000再生クラスター形成事業構想演習,目標管理能力の養成を企図する高度差4000再生リージョナルマネジメント論などによる実践的応用力を重視した研修
  • 専門知識・技術,情報収集・活用力,課題発見能力,理解力・判断力を涵養する場を提供し,業務遂行能力の養成を企図する研修である。
    → 専門知識,技術の獲得し,かつ理解力・判断力を養成すべく,高度差4000再生に資する富山大学のナレッジを提供する座学+ディスカッション形式での研修
    → 課題発見能力を養成すべく,事業構想立案に資する演習形式での研修
【その他】
  • 平成20年10〜11月実施予定の「フォーラム 地域再生塾テイクオフ 〜育て!!高度差4000マイスター〜(富山市,開催予定)」を聴講することが望ましい。
  • 本研修の実施成果は,平成21年1月に実施予定の「タウンミィーティング 地域再生塾胎動 〜高度差4000マイスターモデル事業成果報告会〜(富山市,開催予定)」にてポスター掲示を予定し,優秀プランは,表彰・プレゼンテーション(代表者としてのマイスター認証授与)を依頼することがある。
フォーラム 地域再生塾テイクオフ 〜育て!!高度差4000マイスター〜 (平成20年11月6日 全日空ホテル/冨山)
講義名称(仮) 講義内容(例) 備考(候補(例))敬称略 
とやま高度差4000環境論原論 地球環境の縮図としての高度差4000の自然環境の因果則や,持続的発展に向けての課題を学び,地域再生への可能性を検討する。

1) 標高3000mから深海3000mの世界
2) 富山湾の魅力,富山の水資源の魅力

富山大学理学部 張 勁
高度差4000マイスター
養成原論
(地域再生塾オリエンテーション)
富山の高度差4000のバイオリージョンが育む地域資源を活かし,かつ富山大学の知的資源を多角的,総合的な観点からマッチングすることで,サスティナブルな地域再生の可能性を考える

1) 高度差4000のバイオリージョンと富山大学の地域貢献
2) 当該カリキュラムのねらい

富山大学長 西頭徳三
富山第一銀行 顧問 横田氏
広貫堂 代表取締役社長塩井氏
富山大学 地・文部門長 秦