高度差4000 モデル事業の報告

高度差4000

富山大学/地域再生塾「高度差4000」モデル事業報告

モデル事業「高度差4000」地域クラスター形成の担い手養成講座 兼高岡市中堅職員研修

■4限目 (講義80分 討議30分 発表10分)
■日時 平成20年11月21日10時〜12時
■場所 高岡市役所801会議室
モデル事業「高度差4000」地域クラスター形成の担い手養成講座 兼高岡市中堅職員研修 4限目

地域再生塾「高度差4000」のモデル事業・地域クラスター形成の担い手養成講座 兼高岡市中堅職員研修3日目4限目が開講。市役所各部署の若手中堅職員25名が参加。「高度差4000地域再生システム概論」の講義で消費者行動科学によるリピートのメカニズムを学び,社会科学の側面からのバイオリージョンとしてのサスティナブルな地域再生の方法を考え,グループ討議・発表を行った。

1:講義 とやま高度差4000
地域再生システム概論
「リピート需要を科学する〜消費者行動科学の観点から高度差4000を考える」
講師:富山大学地域連携推進機構 地域づくり・文化支援部門 准教授 金岡省吾氏

富山大学地域連携推進機構 地域づくり・文化支援部門-准教授 金岡省吾氏高度差4000を活かした地域再生を考えていくための基底の一つをなす「消費者行動科学によるリピートのメカニズム」について,ケースタディを紹介しながら,広域集客を支える論理(ロジック)を講義。
ケーススタディとしては,アクセスが悪い地域での広域集客の実現事例として,岩手県の公的宿泊施設における,身の丈に合った適切なサービス提供による高い顧客満足度が,リピーター誘引とともに,地域集客力の底上げを実現している点を紹介し,つぎに,北海道における自然体験型余暇の事例より,リピート顕在化のメカニズムと将来的な交流人口増加に向けての自然体験サービス機能の育成の必要性を紹介し,さらに,国営公園にてNPOが社会実験として展開する自然体験サービスの事例から,広域ネットワーク形成による提供サービスの役割分担の可能性を紹介した。これらの実例を交えながら,高度差4000を活かし,地域の連携・分担による交流人口増大を企図する地域づくりの可能性についての話題提供をおこなった。


2グループ討議・発表

4限目のグループ討議は講義で話題提供された内容を参考に「高度差4000を守る・育む・育てるために」をテーマに認識すべき視点・課題・仮説構築,政策目標,アウトカム指標を前回同様4グループに分かれて行われた。
発表では高度差4000を活かす環境,観光,文化の市民生活や交流人口増加など認識すべき視点や課題などがあげられ政策目標の指針が示された。

5限目 地域再生クラスター形成概論
講師:コーディネーター:富山大学 地域づくり・文化支援部門 金岡省吾氏
ゲストスピーカー:富山第一銀行 取締役本店営業部長 浅井澄夫氏
11月21日(金)13:00〜15:00(120分)