高度差4000 モデル事業の報告

高度差4000

富山大学/地域再生塾「高度差4000」モデル事業報告

モデル事業「高度差4000」地域クラスター形成の担い手養成講座 兼高岡市中堅職員研修

■6〜10限目 
■日時 平成20年12月5日9時〜17時30分
■場所 高岡市役所802会議室
モデル事業「高度差4000」地域クラスター形成の担い手養成講座 兼高岡市中堅職員研修

地域再生塾「高度差4000」のモデル事業・地域クラスター形成の担い手養成講座 兼高岡市中堅職員研修4日目が開講。市役所各部署の若手中堅職員25名が参加。プレゼンテーションへ向けての骨子づくりのロジック構築手法や組立技術を学び,グループ毎に本講座の集大成となる「高度差4000守る・育む・活用」に向けたサスティナブルな地域再生政策案をまとめ、プレゼンテーションを行った。

■6〜7限目 グループ別討議1 「骨子づくり」
講義 講師:富山大学芸術文化学部 矢口忠憲氏とやま高度差4000
プレゼンテーション演習
「ロジック構築手法」
講師:富山大学芸術文化学部 矢口忠憲氏

ロジック構築手法としてロジックツリーの活用による思考技術を解説。テーマを中心にして,論理的な階層として分解・整理した原因や解決策のキーワードをツリー図として作成し,相関関係を検証していく思考手法について講義した。


グループ別討議1・発表

前回同様4班にわかれたグループごとに最終プレゼンテーションへ向けての内容の骨子づくり作業をロジックツリーを活用した思考手法を実践。これまでの講座で討議した内容を整理・見直しを図り,各グループごとに「高度差4000守る・育む・活用」をテーマ設定した地域再生政策案の骨子となるロジックづくりを行った。

討議終了後、各グループの代表者がグループごとの骨子となるキーワードや概要を発表し、講師の矢口忠憲氏と富山大学地域連携推進機構 地域づくり・文化支援部長 秦正徳氏がコメントした。

■8〜9限目 グループ別討議2 「プレゼン資料作成」
講義 とやま高度差4000
プレゼンテーション演習
「プレゼンテーション論」
講師:富山大学芸術文化学部 矢口忠憲氏

 プレゼンテーションについての手法や組立についての理論や技術論について講義。事前の3P分析からプレゼンの組立の手法やビジュアル的な表現方法,実際のプレゼン現場でのテクニックやコツなどをわかりやすく解説した。

グループ別討議2

 4グループごとに前時間にまとめた骨子に基づいた最終プレゼンテーションへ向けてのプレゼン資料の作成作業を行った。資料の作成は各グループ毎に準備したPC上で作業され,これまで討議してまとめた地域再生政策案をキャッチコピーや資料や図表・写真を取り入れたプレゼン資料を完成させ,プレゼン練習を行った。

■10限目 グループ発表

「高度差4000守る・育む・活用する〜高岡市の提案〜」

「高度差4000守る・育む・活用する〜高岡市の提案〜」

グループ毎にまとめた,本講座の集大成となる「高度差4000守る・育む・活用」に向けたサスティナブルな地域再生政策案のプレゼンテーションを,高岡市長 橘慶一郎氏,富山大学 秦正徳氏.同 矢口忠憲氏,金岡省吾氏および他グループの講座受講生へ向けて行った。プレゼンテーションは,持ち時間7分間,プロジェクターを用い,資料をビジュアルで見せながら代表者が発表。各グループから「文化」「観光」「健康」「水」をテーマにした地域再生政策案が順次発表され,橘市長,秦氏,矢口氏が質疑や感想を述べた。

総括コメントで橘高岡市長は「高度差4000との連携により培われた素晴らしい提案・テーマを市の政策に取り入れていきたい」と話し、秦氏が各グループの政策発表の評価ポイントを講評、高度差4000を守り・育み・活用することを取り入れた発表を評価、矢口氏が「今回学んだことをこれからも継続して実践して欲しい」と話し、地域クラスター形成の担い手養成講座兼高岡市中堅職員研修が終了した。