高度差4000 モデル事業の報告

高度差4000

富山大学/地域再生塾「高度差4000」モデル事業報告

モデル事業「高度差4000」再生産担い手養成講座6

■6日目 8限目(講義60分 討議30分)
■日時 平成20年12月11日18時30分〜20時
■場所 富山ステーションフロントCiC 3F学習室
モデル事業「高度差4000」再生産担い手養成講座6

 地域再生塾「高度差4000」のモデル事業・再生産担い手養成講座6日目が開講。地域再生塾生7名が高度差4000が育む,地域資源を活かしたクラスター型の地域再生実践へのケーススタディとしてヘルスツーリズムの観点から高度差4000再生コミュニケーションビジネスの可能性を学んだ。

講義 とやま高度差4000
地域資源活用型コミュニティビジネス論 「ヘルスツーリズムの科学〜保養・健康増進〜」
講師:富山大学地域連携推進機構長(理事/研究担当)副学長 鏡森定信氏

富山大学地域連携推進機構長(理事/研究担当)副学長 鏡森定信氏

ヘルスツーリズムの考えにある「保養」とその元となる「健康増進」について解説した。心身の健康に重要な役割を果たす睡眠について,人の深部体温の24時間リズムとの関係から快適な睡眠をとるための入浴時間や生活行動を医科学的に分析,睡眠と健康のかかわりで睡眠前半にのみ分泌される成長ホルモンが体内組織の修復の役割を担うことから「熟睡」のための寝つきを良くする運動や寝つきのいい熟睡に効果的な就寝前の温浴を科学的に説明した。

また温泉は保養地の要件的施設であることから,温泉入浴の効用や総合的生体機能調整作用を解説,時間衛生学から見た温浴・温熱作用と生体機能の概日リズムを講義。鏡森氏が手がけた県内保養地の実例を紹介し,高度差4000の地域資源を活かしたヘルスツーリズムの可能性とこれからのコミュニケーションビジネスの可能性を話した。


討議 今回参加の7名の塾生が講義内容について,保養の有効的な期間や入浴方法,睡眠について講師質疑がなされた。また,鏡森氏はビジネスとしての成功例や県内の公民館でのランチハウス活動を紹介。高度差4000を活かす再生コミュニケーションビジネスのキーワードとなる「健康」について活発な討議がかわされ6日目8限目の講義が終了した。

9限目 とやま高度差4000 事業構想演習その1

講師:富山大学芸術文化学部 准教授 矢口忠憲氏
日時:12月18日(木)18:30〜20:00(90分)