高度差4000 モデル事業の報告

高度差4000

富山大学/地域再生塾「高度差4000」モデル事業報告

モデル事業「高度差4000」地域クラスター形成の担い手養成講座 兼高岡市中堅職員研修

■1限目 特別講座(120分)
■日時 平成20年11月11日14時〜16時
■場所 高岡市役所802会議室
モデル事業「高度差4000」地域クラスター形成の担い手養成講座 兼高岡市中堅職員研修

地域再生塾「高度差4000」のモデル事業・地域クラスター形成の担い手養成講座が開講。初回は富山大学オープンカレッジとして公開形式で開催され,高岡市中堅職員25名の地域再生塾生をはじめ市民や職員約130人が受講した。

1:開会(14:00)挨拶 高岡市長 橘慶一郎氏が「主役は人。地域を見つめ直し地域を活性化できる人材を育成したい。」と挨拶。
富山大学学長 西頭徳三氏が「大学の知で富山県の活性化のために貢献したい」と挨拶した。

2:オリエンテーション(14:10〜14:40) 富山大学地域連携推進機構 地域づくり・文化支援部門長 准教授 金岡省吾氏 テーマ『富山大学地域再生塾「高度差4000」』
講師:富山大学地域連携推進機構 地域づくり・文化支援部門長 秦正徳氏
   同准教授 金岡省吾氏

秦氏が受講生全員と「高度差4000」のイメージ共用するために本塾の趣旨と概要を説明し,金岡氏より「高度差4000」を活用する地域クラスター形成のための具体的な内容と地域再生塾の今後の展開と進め方,スケジュールを説明した。

3:学長・市長対談(パネルディスカッション)(14:45〜15:45) テーマ 高度差4000再生への高岡市職員の役割
パネリスト 富山大学学長 西頭徳三氏,高岡市長 橘慶一郎氏
コーディネーター 富山大学地域連携推進機構 地域づくり・文化支援部門長 秦正徳氏

富山大学学長 西頭徳三氏 [西頭氏] 「高岡で見た立山連峰の美しさが『高度差4000』構想が生まれたきっかけ。自然環境や地域環境を背景に富山のメカニズムが全て入った概念が『高度差4000』であり富山をまるごと理解でき共有できるスローガン。これまでの水・土地・人の連鎖をこれから先の時代で考えだし,地域資源の有限性のなかで新しいものを生み出す組合せを見つけだし,地域再生に活かしてほしい。」と話した。

高岡市長 橘慶一郎氏 [橘氏] 「高岡は交通の拠点として生れ,水・電気・港など『高度差4000』の恩恵を受けている。行政連携の必要性が『高度差4000』のキーワードに含まれており,高岡は東西南北の十字路として広域連携を図り周辺域と共に繁栄したい。地域ブランドとして高岡ブランドをどうするかを研修を受ける人に期待したい。」と話し,本講座を受講する市若手中堅職員に「大学と交流を図り,外部の人から学ぶことで視野を拡げ,新しい分野へチャレンジし,様々な人と出会い,ネットワークを拡げて欲しい。」とエールを送った。

富山大学地域連携推進機構 地域づくり・文化支援部門長 秦正徳氏 [まとめ 秦氏] 最後に秦氏が,高度差4000を合言葉に,大学の研究成果を利用して,ディスカッションをかわし,人に伝える力を身につけて欲しいとパネルディスカッションをまとめた。

最後に西頭学長と橘市長が閉会のあいさつをし高度差4000地域再生塾の初回講義が終了した。

4:質疑応答(15:50) 5:閉会(15:55)

2限目 地域づくり 概論
講師:富山大学 人文学部 大西 宏治
日時:11月14日(金)8:45〜10:15(90分)