高度差4000 モデル事業の報告

高度差4000

富山大学/地域再生塾「高度差4000」モデル事業報告

モデル事業「高度差4000」地域クラスター形成の担い手養成講座 兼高岡市中堅職員研修

■3限目 (講義50分 討議40分)
■日時 平成20年11月14日10時30分〜12時
■場所 高岡市役所803会議室
モデル事業「高度差4000」地域クラスター形成の担い手養成講座 兼高岡市中堅職員研修 3限目と富山大学研究振興部 近藤達也氏

地域再生塾「高度差4000」のモデル事業・地域クラスター形成の担い手養成講座 兼高岡市中堅職員研修2日目3限目が開講。高岡市若手中堅職員25名が参加。大学と地域の連携による活性化の事例や富山大学の地域貢献戦略を紹介した「大学参画型地域再生論」を学び,富山の高度差4000もバイオリージョンを活かした地域再生実践のためのコミュニティエンゲージメントの可能性を考えた。

1:講義 とやま高度差4000
再生地域づくり概論
「大学参画型地域再生論」
講師:富山大学研究振興部 近藤達也氏
コーディネーター:富山大学地域連携推進機構 金岡省吾氏

現在の大学の使命が,旧来の「研究」「教育」に加え,第三の柱として「地域貢献」が付加された背景や,大学を核とした地域再生を実践するための体制を構築する事例など,変化する大学の現状を説明。

大学参画による地域づくりの仕組みとして,「研究・教育活動の一環としての地域貢献」「地域の人材育成としての地域貢献」「地域との協働による地域貢献」に関する各地の事例を紹介,海外におけるコミュニティエンゲージメント機能を説明した。
また,「地域のキャンパス化」を実践する富山大学地域連携推進機構の地域貢献体制とミュニティエンゲージメント機能を説明し,大学参画による地域協働の事例として舟橋村村民憲章策定支援と富山ライトレールとのコラボレート・ワークショップのケースを上げ,産学官の連携による方法論や事業成果のメリットと限界などを講義。「官学連携でもっと大学の知を活用してネットワークを作ってほしい。」と塾生に呼びかけた。


2グループ討議・発表

2限目のグループ討議の復習も交え高岡市にとっての高度差4000の認識すべき視点,課題,方向性と既往政策の見つめ直しなど再生へのヒントを各グループ毎に討議しまとめた。
発表では産学官連携した観光戦略事例や高度差4000を活用した広域連携による資源共用,水域連携での環境の浄化や文化発展,グリーンツーリズム活用などによる観光など様々な切り口からの活発な意見がだされた。

4限目 地域再生システム 概論
講師:富山大学 地域づくり・文化支援部門 金岡省吾氏
日時:11月21日(金)10:00〜12:00(90〜120分)