高度差4000 モデル事業の報告

高度差4000

富山大学/地域再生塾「高度差4000」モデル事業報告

モデル事業「高度差4000」再生産担い手養成講座8

■8日目 10限目(講義45分 討議45分)
■日時 平成20年12月25日18時30分〜20時
■場所 富山ステーションフロントCiC 3F学習室
モデル事業「高度差4000」再生産担い手養成講座8

 地域再生塾生5名は,高度差4000が育む地域資源を活かしたクラスター型地域再生のケーススタディとして,沿岸域の活性化と環境保全に取組むTMBCの活動を学び,高度差4000再生コミュニケーションビジネスの可能性を討議した。

講義 とやま高度差4000
地域資源活用型コミュニティビジネス論(その2)
「沿岸域の活性化と環境保全への取組み」
講師:富山大学 地域連携推進機構 産学連携部門 
特命教授 石黒雅煕氏

富山大学 地域連携推進機構 産学連携部門 -特命教授 石黒雅煕氏

 富山大学における地域連携,なかでも産学連携領域に関する組織概要,および石黒氏が所属するリエゾンオフィス・富山大学TLOの業務を紹介。「現在の産学連携の概念が従来のSeedsからNeedsの一方通行では無く,Needsの中に研究Seedsを見出してスパイラル・アップする考えに変化している」と話した。

 また,産学官の地域連携活動の一つとして,平成十七年に発足したとやまマリンバイオテクノロジー研究協議会(通称TMBC)をケーススタディに,その発足に至る背景や仕組みづくりなど,組織構築・資金計画・課題抽出から研究計画構築といった基本計画を示しながら,TMBCでの研究活動,沿岸域活性化,環境保全への取組み課題などの具体例を紹介し、事業化を意識した産学連携による研究の実状と連携にともなう「産」「学」「官」「金」の役割について講義した。

討議 講義内容についての講師への質疑と,「沿岸域の活性化と高度差4000」についての考え方を討議した。今回の提供話題が目標設定を事業化に置く「産学官金連携」事例ということもあり,塾生の今後のビジネス構想への可能性を示した。最後に,金岡准教授より,今後の予定と次回プレゼン演習へ向けての課題説明が示され,8日目10限目の講義が終了した。

11限目・12限目 とやま高度差4000 事業構想演習その2
講師:富山大学芸術文化学部 兼任富山大学地域連携推進機構
地域づくり・文化支援部門 准教授 矢口忠憲氏
日時:1月10日(土)13:00〜17:00(240分)