高度差4000 モデル事業の報告

高度差4000

富山大学/地域再生塾「高度差4000」モデル事業報告

モデル事業「高度差4000」地域クラスター形成の担い手養成講座 兼高岡市中堅職員研修

■5限目 (講義80分 討議30分 発表10分)
■日時 平成20年11月21日13時〜15時
■場所 高岡市役所801会議室
モデル事業「高度差4000」地域クラスター形成の担い手養成講座 兼高岡市中堅職員研修 5限目

地域再生塾「高度差4000」のモデル事業・地域クラスター形成の担い手養成講座 兼高岡市中堅職員研修3日目5限目が開講。市役所各部署の若手中堅職員25名が参加。集積企業がネットワーク形成を図らせるために必要な論理や,海外の広域マネジメントの実践例を学び,富山の高度差4000の地域資源を活かしたクラスター型の地域再生の可能性を考えた。

1:講義 とやま高度差4000
再生地域づくり概論
「地域再生クラスター形成概論」
概論1「リージョナルマネージメント」
講師:富山大学地域連携推進機構 地域づくり・文化支援部門 准教授 金岡省吾氏
概論2「産学官金連携による地域再生」
講師&コーディネーター:富山大学地域連携推進機構 地域づくり・文化支援部門 准教授 金岡省吾氏
ゲストスピーカー:富山第一銀行 取締役本店営業部長 浅井澄夫氏

ゲストスピーカー:富山第一銀行 取締役本店営業部長 浅井澄夫氏まずは,「リージョナルマネージメント」をキーワードに,世界遺産地域(白神山地)を囲む広域地域の役割分担を検討した計画事例や,オーストラリア・パークスビクトリアのパークマネージメント事例を紹介し、広域的な地域マネージメントと行政運営に関して講義。また、「ネットワーク形成の裏側にある集積企業を構造的に把握すること」と「クラスター間の意識格差を踏まえた重層的戦略展開」が高度差4000再生産に資する地域再生クラスター形成に必要と講義。

つぎに,「産学官金連携による地域再生」をキーワードに,災害で疲弊した地域経済再生プロジェクトを立ち上げた北海道の地域金融機関の実例を紹介し,新たなる地域再生産の担い手としての金融機関の可能性等について講義。
また,ゲストスピーカーとして富山第一銀行・浅井澄夫氏が、「富山県の金融機関の可能性」をテーマに,銀行業務内容,CSR活動、地域密着型金融推進の取組みなどを紹介し、地域活性化へと銀行が果たす役割の重要性を解説。


2グループ討議・発表

5限目のグループ討議では高度差4000再生へのクラスター形成での再生の担い手と産学官金の各プレイヤーの役割とクラスター形成向けての認識すべき視点や課題,行政が行うべきこと,サポートすることなどを各グループで話しあった。
発表では各グループが取組む課題や視点をより深く掘り下げ,担い手の役割を整理し次回最終プレゼンテーションへ向けた政策案の骨格が示された。

復習も交え高岡市にとっての高度差4000の認識すべき視点,課題,方向性と既往政策の見つめ直しなど再生へのヒントを各グループ毎に討議しまとめた。
発表では産学官連携した観光戦略事例や高度差4000を活用した広域連携による資源共用,水域連携での環境の浄化や文化発展,グリーンツーリズム活用などによる観光など様々な切り口からの活発な意見がだされた。

6〜10限目 プレゼンテーション演習
講師:コーディネーター:富山大学 芸術文化学部 矢口忠憲氏
富山大学 地域づくり・文化支援部門 教員
日時:12月5日(金)終日(9:00〜予定)