地域再生塾「高度差4000」企業人コース19日目が開講。ITビジネスの成功企業から現況や企業戦略を学び, インターネット活用による販路拡大へのヒントや地域再生のためのITの活用方法のヒントを学んだ。
「レストラン参加型メディア」
インターネットの飲食店情報サイト「ぐるなび」の概要やビジネスモデルについて紹介。飲食店情報を扱うポータルサイトとしては草分け的存在で,日本最大の外食産業のネットワークを築いている「ぐるなび」のサイト情報や掲載店数やユーザー数,アクセス数などを紹介し,参加店にとって「ぐるなび」が電気・ガス・水道と同じインフラとしてのメディアとして位置づけて,参加店に対して担当営業,巡回スタッフ,電話コールセンターといった細かなフォローにより,飲食店と共に集客を考える参加型メディアとしてのビジネススタイルが,参加店の信頼とサイト利用者へのサービスの向上につなげていると紹介した。
「すべては飲食店の活性化の為に」
販売促進や集客支援といった基盤事業以外の「ぐるなび」の事業として情報問屋として生産者やメーカー、自治体と行なったイベントや事業事例を紹介。銀座での地域資源あおぞら市場はじめ各地での生産者が消費者や飲食店と直接であえる場を提供したイベントや農業や生産者の顔で見せるレストランなど食材関連の取組事業や,食品・飲料メーカーから飲食店を通じた商品プロモーションや地域と連携した事業内容を説明し,飲食店の活性化,食を通じた活性化は日本を元気にすると話した。
「ぐるなび」の事業展開やビジネスモデル,マーケットの現況など様々な質疑や積極的な情報交換がなされ塾生らは販路拡大やプロモーション方法などのヒントをつかんだ。生産者・消費者・飲食店の現状やネットワークについてや地方地域での状況や連携に様々な話題で情報交換した。
松井氏は「地域活性化で重要なのは自分からの情報発信ができファンをつくる環境をつくることが重要」と話し,「地域の魅力は横並びではないので一つのモデルには納まらないため,地域と一緒に土台から考える必要がある」と地域づくりの中での戦略の違いを話した。
次回の地域再生塾「高度差4000」企業人コースは8月4日(水)