地域再生塾「高度差4000」の行政人コース7日目が開講。魚津市若手職員の塾生が,地域再生クラスター形成へ向けた産業クラスター政策や産学官金メディア連携と人材育成について学び,地域再生と産業振興に向けた政策立案への礎を築いた。
産業クラスター政策について国内での経緯や概要を講義。地域の優位性のある産業を核とし、そこから派生する関連産業を互いに関連・結びつけ新たな概念の強い集積を築き産業を育成するクラスター政策の概念や地域のイノベーションやベンチャー企業が次々と創出する産業クラスター形成を目指す経済産業省の産業クラスター計画を説明し,北陸地域での産業クラスターの現状と成果,課題を紹介した。また,地域での中小企業政策について,地域企業の意識調査から企業集積を図り構造的に捉えることで課題が見え,その意識格差と対応課題から克服のための戦略や対応政策を採ることが重要と話した。
地域でのクラスター効果の例として,産学官連携で参加企業が連携効果を徐々に体感し,企業が段階的に変化成長していく事例や県内の地域経営の先駆事例を紹介し,ネットワークのコア(核)が形成されるとそこから更に自発的に拡がっていくため,地域で核となる人材の育成システム作りが地域活性化の重要なポイントとなると話した。
講義で提供された話題に関しての討議がされ,魚津市でのケースに置き換えて,人材育成やクラスター形成や産業振興について話され今後の政策に活かされる課題を探った。