魚津三太郎塾中級コースの10日目は,第4回目の全体演習として前回に続き個別案件の精査がおこなわれ、塾生が取り組む事業計画の項目について内容を詳細に検討,各章の精査をおこなった。
今回の演習は,塾生の前回発表や発言の各項目についての内容について前回演習のメモを確認しながら前田氏と金岡教授から質疑し,復習と確認をしながら共通認識を図ったあと前回から検討改善した事業計画の内容発表を行い,全員で討議して内容や表現を精査していくスタイルで進められた。今回は,朝野氏と美浪氏の個別案件についての精査がおこなわれた。
朝野氏は,前回演習からさらに精査したプロジェクトのミッションを整理したプレゼンテーションをおこない,具体的な事業の内容や現況について討論され,今後具体化する部分や優先順位,商業活動から水循環を地域へ伝わりやすくする方策や水循環をキーワードにしたCSVの捉え方,水循環を意識した具体的なストーリー表現の検討,更なる課題についてなど話し合われた。
美浪氏は,前回から改善した,事業内容・対象・手法予想効果や想定課題と克服手段・将来像について発表し,討議と精査をおこなった。間伐材を活用した器の試作品についても紹介され今後の展開や活用などについても議論された。
金岡教授は各塾生の発表を受けて「行間を聞かないとわからない部分が多い。もっとわかりやすく伝わる表現も意識するように」と話し,内容や細かいポイントについてアドバイスや意見,改善点などを指導した。次回までの検討課題,企画書へのまとめ方について,朝野氏は「直接的に繋ぎ具体的なモノを出すように」,美浪氏は「全体像をひとつの話しとして繋ぐように」と指示され,「次回まで全体の流れの内容が出来あがってることを目標にしたい」と話し本日の演習が終了した。