魚津三太郎塾 中級コースレポート

魚津三太郎塾中級コース新事業の創出
魚津三太郎塾 第1期 魚津三太郎塾 第2期 魚津三太郎塾 第3期 魚津市 富山大学 文化支援部門
topPhoto

事業スケジュール

目次作成

2014年07月23日
魚津三太郎塾中級
魚津三太郎塾中級5日目第7限
日時:平成26年7月23日(水)14:00〜16:45
会場:魚津市役所 第1会議室

魚津三太郎塾中級コースの5日目は,目次とは何か,なぜ目次が必要か,どうやって目次を作るのかなど目次作成をテーマに講義と実習がおこなわれ,今後作成する事業計画や事業報告書などを作成する際の骨格ともなる目次について学んだ。

魚津三太郎塾中級5日目第7限 目次作成

中級5日目第7限

講義+実習

目次作成
〜目次とは,なぜ目次が必要か〜
講師:魚津市企画政策課 地域資源推進班 塩田明弘
アドバイザー:富山大学地域連携推進機構 教授 金岡省吾

目次とは,内容の要点項目や箇条の順序のことであり,目次の作成は自分たちで何ができるのか,どんな研究・事業・プランがやりたいのかといった伝えたいことを整理し,伝えたいことの論理的展開のため章立て(骨組み)を考えることになると話し,前回講義の資料や過去のプレゼンポスターなどの記載内容から目次にあたるところを説明した。また,室蘭工業大学市村研究室での論文作成についてのヒアリングで学んだことを説明。同研究室では「研究とは・論文とは?目次とは?」についてきっちりと学生に教えていると話し,研究とは「ある目標(大きなテーマ)に到達するための手段」であり「問題設定と解決」であるとし,研究の基本プロセスを紹介。「問題設定及び解決策の検討」「調査方法の設定」「調査」「分析・解析」「アウトプット」という流れを示し,アウトプットとなる論文について説明。

基本的な論文の骨格(目次にあたるもの)について,@研究の背景及び目的(はじめに)A研究の方法B結果及び考察C総合考察(おわりに)という基本骨格を示し、各々のパートで記述すべき内容について紹介し,目次の概要を説明した。また,興味を持った論文を収集・整理することで,自分の研究において必要となる論点等の検討ができると話し,参考となる資料や冊子などの目次を収集することも効果的と説明。実際の目次作成は,自分のやりたいこと(研究・事業など)の進むべき方向性や内容などを列記し骨子を作っていき,自分の作成した目次は,随時追加・修正しながら組み立て進めていくと説明,その際作成した目次の変遷(古いデータ)を残しておくことが大切であったと塩田氏が自ら取り組んだ目次作成の過程を紹介しながら説明。また,報告書等の資料や文献を収集していくと,「背景・社会状況・動向」「自社の概要」「現状と課題」「具体的事例」「施策・事業内容・計画」「今後の課題と将来像」といった基本的な目次の姿が見えてくると話し,関連資料や事例などを集めることの重要性を示し,資料収集や検索法などや情報選択についても話題にした。

金岡教授から,目次作成においての項目の中で仮説部分が大切で,論点の重要な分かれ道となるため,議論のポイントとなると仮説設定の重要性についてアドバイスがあった。

ここまでの講義を踏まえて,塾生が実際に目次作成のイメージをつかむ実習が行われ,配布された目次作成演習シートの各項目について各塾生の事業計画に即して記入し,各々の事業について整理考察しながら目次作成について実習した。実習後、各塾生の作成した目次内容を発表しながら全員で意見交換をおこない,各塾生の事業テーマや今後の課題や方向性など,これまで本塾で学び,事業に取り組んできた内容をステップアップさせる事業計画の論理形成への議論が交わされた。金岡教授から,自分の立ち位置を考えること,同業他社や同業の全国組織団体の動向などの把握・事例研究の必要などの計画作成へのアドバイスがだされた。


ページトップへ