魚津三太郎塾中級コースの7日目からは,各塾生の発表と討議を中心にした演習が行われ,修了式でのプレゼンテーションに備える。初回は各塾生が取り組む事業名や解決課題の発表が行われ,全員での討議を通じて個別案件について精査した。
冒頭にこれまでの講義の内容を振り返り,各回の講義でのポイントや狙いを確認。今後の6回の演習の流れについて前田氏から説明を受けた。演習では,各自の進捗状況を発表しながら全員で議論を交わし進めていき,個別相談も随時対応していく旨を説明,各回に課題として出される宿題は必ずやってくるように指示した。また,中級のアウトプットに関して,修了式のプレゼンテーションで事業説明のできる企画書とパワーポイントデータの作成であると示し,完成へ向けて各塾生の精進を求めた。
初回となった演習では,個別案件精査のステップ1として,事業名と概要についての発表がおこなわれ討議された。各塾生は発表15分討議15分の持ち時間で,計画している事業名と概要について説明,内容や課題について全員で議論を交わしブラッシュアップがはかられた。今回の目標は,取り組む事業の概要を言葉(文章)で表現すること,事業によって得られる将来像(仮説)を設定に置き,そのための次のステップには何が必要かを考え,目次の想定をすることに意識を持ち進められた。塾生の発表を受け,金岡教授から「本業で何ができるのか?」「事例を多く出していく」「論の根幹は何かを探す」など,各塾生へアドバイスした。また,本塾の取り組みについて「初級ではプロジェクトレベルが目標であったが,中級では企業経営レベルまで考えたアウトプットを考えている」と説明した。次回演習までの宿題として,事例を収集とその事例の背景を考察することが課され第1回目の演習は終了した。