地域再生システム論③

2014年05月22日
魚津三太郎塾第3期12日目
地域再生システム論③
演習③ 開催日時:平成26年5月22日(木)13:30〜17:00
場所:魚津市役所第4・5会議室

魚津三太郎塾 第3期12日目は,金融機関の本業支援による地域再生についての講義と3回目となる演習がおこなわれた。各塾生が構想している新事業概要を中心としたプレゼンテーション演習を受けて全員で討議・意見交換を行い個別プロジェクトの精査と磨き上げへ繋げた。

12日目第16限

地域再生システム論③

講義

金融機関の本業支援による地域再生
講師:富山大学地域連携推進機構地域連携推進員 河合英明

中小企業支援のための中小企業庁「ビジネス創造等支援事業」によるインターネットサービス『ミラサポ』について説明。インターネットを通じ,様々な経営の悩み相談や解決への支援,様々な情報提供や交流ができるサイトであると紹介し,会員メリットとして全国の事業者・専門家と交流できるコミュニティ,無料サポートツールの利用,無料の専門家派遣,補助金の電子申請,ビジネス情報の受給について説明した。なかでも専門家派遣については,経営課題が明確で,自助努力のみでは解決が困難な高度・専門的なものならば,年間3回まで無料で派遣依頼が可能であると,具体的事例を交えて説明。地域の支援機関等による中小企業支援を目的とした連携体である地域プラットフォームについても解説し,国等の中小企業支援政策情報の発信,創業セミナーや経営革新セミナー,ビジネスマッチングイベント等様々な取り組みを行っているとし,具体的な富山県内の地域プラットホームを紹介した。さらに,地域プラットホームの参考事例として愛媛県の18機関〈3金融機関15支援機関)が参加したチームえびす(公益財団法人えひめ産業振興財団)の活動内容についてを紹介。また,10年20年後の未来を見据えた「いよぎん未来塾」を設立した伊予銀行のソリューション営業の取り組みについても紹介した。

12日目第17限

演習&討論

〜戦術実行までの障害洗い出し,克服のための手法〜
進行:魚津三太郎塾事務局 前田久則
アドバイザー:富山大学地域連携推進機構 教授 金岡省吾

第3回目となる演習では,各塾生の個別プロジェクトの新事業概要部分を中心としたプレゼンテーション演習がおこなわれた。各自発表持ち時間10分で伝えたいことが伝わるかを留意して,配付資料やプロジェクター画面や商品現物を活用してプレゼンテーションし,事業内容が「魚津の水循環に関連しているか」「本業・特技に関連しているか」「課題解決しているか」「CSVにつながるか」のポイントを捉え質疑や意見交換を全員で行い,塾生間での情報の共有化が深められた。各塾生らはお互いの討議での意見やアドバイスなどを活かし,プロジェクトプラン再構築とブラッシュアップをおこない次回の演習での発表に備える。

プレゼンテーション発表者(発表順)

深川誠一郎氏(アシステム税理士法人)
 舘哲也氏(フラワーセンター館)
 不破光大氏(魚津水族館)
 原敬志氏(新川森林組合)
 島澤達也氏(コンポスト)
 高縁大氏(魚津市農業協同組合)
 長谷川妙子氏(はせがわ珠算教室)
 濱田一徳氏(魚津漁業協同組合)

演習終了後,前田氏から今後の演習と修了式のスケジュールが確認され,最終発表の形となるポスター作成について説明され,第12日目の魚津三太郎塾は終了した。