たかおか共創ビジネス研究所  概要 目標と計画

高岡市富山大学

高岡市と富山大学との連携会議 Report

2013年12月26日
高岡市と富山大学との連携会議 Report
平成25年12月26日(木)15:00〜16:00
所:高岡市役所3階庁議室
高岡市と富山大学との連携会議

高岡市と富山大学との連携会議が開催され、連携協力に関する包括協定締結後の経緯と今後について意見交換がなされた。開催にあたり髙橋市長は「大学との協働で、高岡をフィールドとした人材の育成と地域資源の発掘に努めていきたい」と挨拶。同じく遠藤学長は「高岡が育んできた伝統と歴史の重さを踏まえながら、これまで以上に連携を深めていきたい」と挨拶した。

事務局から平成23年11月28日に締結された「高岡市と富山大学との連携協力に関する包括協定」以後の今日までの経緯について説明があり、平成24年12月1日に高岡キャンパスで開催された特別公開フォーラム等連携事業の詳細を紹介。また、新しい事業として「たかおか共創ビジネス研究所」の企画概要が発表された。金岡教授からは、大学の地域づくりへの取り組みの変化について説明がなされ、高岡の新しいプロジェクトでは、企業・金融機関・行政・大学が早い段階から地域課題を共有し、連携していくことで、企業人を主役とした“新たな公共”につながるビジネスの創造を目指すとした。

続いて、今後の連携強化による高岡市の活性化について意見交換がなされた。遠藤学長は「大学は地域活性化の中核的拠点であり、教育・研究のゴールに社会貢献がある。」とし、学生に地域を知ってもらうことの必要性や地域と密着して新しいビジネスや活動を見出す意義を話した。髙橋市長は「大学と仲良くし、地域で大学を活用したい。学生にも地域コミュニティとの繋がりを持ってもらい、地域の個別課題解決に取り組んでほしい。」と応じた。

地域活性化のための人材を育てるプログラムの重要性についても意見が交わされ、人材育成の先駆事例として魚津三太郎塾が紹介された。魚津の産業人が地域の課題や資源を再確認し、それを事業に反映させることで新しい地域貢献型ビジネスが生まれつつあることが報告され、「たかおか共創ビジネス研究所」が地域活性化人材を継続的に輩出するシステムとなることに期待が寄せられた。髙橋市長は「行政と大学の良いところを持ち寄って、このプロジェクトをより良いものにしていきたい。」とまとめ、連携会議は終了した。


富山大学出席者

富山大学長 遠藤俊郎
 理事・副学長・地域連携推進機構長 丹羽昇
 地域連携推進機構副機構長 三船温尚
 研究振興部長 渡邊弘樹

高岡市出席者

高岡市長 髙橋正樹氏
 経営企画部 部長 岡田暁人氏
 都市経営課 課長 鶴谷俊幸氏

事務局

富山大学地域連携推進機構  教授  金岡省吾
 高岡市経営企画部都市経営課 副主幹 日名田尚明