事業レポート

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最終提案 村長へのプレゼンテーション

2014年04月08日
舟橋村・富山大学地域づくり連携協定事業第3フェーズ・その2 平成25年度事業企画
舟橋村職員研修〜人口問題プロジェクト〜

最終回

最終提案 村長へのプレゼンテーション
平成25年度職員研修の総括
開催日時:平成26年4月8日(金)18:00〜20:00
場所:舟橋会館 2階研修室

平成25年度舟橋村職員研修最終回となる14回目の研修では,村長への舟橋村人口問題プロジェクト施策提案の最終プレゼンテーションと総括をおこない,昨年7月からの長期に渡る研修を終えた研修職員に富山大学から修了書が授与された。

最終提案 村長へのプレゼンテーション

平成25年度職員研修の総括
全体進行:舟橋村生活環境課主幹 吉田昭博

開会挨拶

開会にあたり古越邦男舟橋村副村長が職員たちの研修に取り組んでいた姿勢を高く評価し「地域の課題・問題を分析し住民に説明説得できるものを持ってる職員として住民の皆様から信頼される職員になって欲しい」と挨拶。古池嘉和富山大学地域連携推進機構地域づくり・文化支援部門長が長期にわたる研修に熱心に取り組んだ職員を慰労し「これまでの研修の成果となる最終プレゼンテーションを楽しみに期待しています」と挨拶した。

職員研修のねらい・経緯

説明:富山大学地域連携推進機構 教授 金岡省吾

平成25年度事業企画舟橋村職員研修のねらいとと経緯を説明。14回の研修運営のために,平成25年3月から事業立案に11回,運営準備に16回の事前討議という長い時間を重ねたことを話し,平成24年度の事業の総括から事業スケルトンを検討し,事業連携先の模索を経て実施計画を立案,研修の円滑化の綿密のもと研修が実施されたことを説明。今年度の研修の流れと内容,研修内で議論を重ねたポイントを紹介。テーマでもあった「情報は与えられるモノではない,自ら探す!」という研修姿勢に応じ,研修職員自ら多くの情報・データを探したこと、協力シンクタンクや室蘭工業大学での分析データーなども活用し,研修で細かい専門データの分析も行ったことを紹介し,今回の研修でどれだけ多くのデータを扱い,様々な取組みをへの検討討議を行い,本日の最終提案までつなげてきたことを説明した。

最終プレゼンテーション

司会進行:舟橋村生活環境課主幹 吉田昭博
Point1 舟橋村の現状と課題 発表者:中井明日香
Point2 舟橋村の理想像【目指すべき姿】 発表者:林輝
Point3 具体的なプロジェクトの提案 発表者:各班各人

最終プレゼンテーションは配布した資料とパワーポイントを使用したプロジェクター映像に基づき,各人がリレー形式で説明した。最初に中井氏が舟橋村の人口問題についてのこれまでと現在の状況と将来の予測・課題を説明。平成元年から取り組んだ人口増対策の背景から現在に至るまでの経緯と人口増の効果と課題を説明し,歪な年齢構成となった現状と将来人口の推移の予測をから人口増への施策の必要性を示し,地域存続のためには新たな子育て世代の流入と協働体制の構築が必要であると説明。続いて林氏が村の目指すべき姿を示し,将来を見据えた戦略的な対策として新たな人口の流入と住みやすい環境づくりの必要性をあげ,提案施策概要を提案。誰をターゲットに何を求めるのか,コンセプトを持ち継続的に訴えることの必要性を説いた。続いて各職員が7つの具体的施策の提案を順次説明,最後に「舟橋村協働型まちづくり」の目指すべき地域づくりは,住民各世代に対しての居場所づくりであり,地域のつながりの強化が重要であるとまとめた。

総括・講評

ファシリテーター:富山大学地域連携推進機構地域づくり・文化支援部門長 古池嘉和

最終プレゼンテーションおよび今年度の職員研修への総括と講評が行われ,各出席者・オブザーバーの方々から講評が述べられた。「研修を通じ具体的に着実事業に向けて進んでいる」「民間との協働が課題」「様々なデータが興味深い」「地域を知る経験をしたことは素晴らしい」「解りやすい資料づくりがいい」「事業規模と費用を加えて欲しかった」「学生・若者を引きつける舟橋村周辺環境の魅力発信が必要」といった意見がだされた。富山大学近藤氏は「組織の力は人の力であり,継続は力であることを感じた研修だった」と感想を述べ,舟橋村高畠課長からは「新しい発想での政策を若い力で実現できるよう今後も頑張ってください」松本課長からは「14回の内容の濃い研修講義だった。政策案はできるところから実践していきたい」古越副村長からは「人口問題は現実的に厳しい課題である。提案政策は全体的にグレードアップして研修の成果が伺える。これはヤリたいということをもっと伝えて欲しい」と講評。古池部門長からは「地域に役に立つことで地域での居場所ができる。価値を分かち合うインフラを考え、居心地のいい舟橋を考えていってください」とコメント。金森村長からは「村の課題に真摯に取り組み,導きだした若手職員からの熱い提案に勇気をもらった。これからの第4次総合計画に取り入れていきたい。今回の研修は大変成果があった。職員たちの取り組み・熱意・舟橋村を愛するメッセージがしっかり伝わってきた。今後も課題に取り組む姿勢を大切に職務にあたって欲しい。提案政策実現のため職員と一体になり進めていきたい」と総括した。最後に,金岡教授から「情報は与えられるモノでない。自ら探す」ことが実践できるようになったのは2年間に渡った研修での皆さんの努力の成果です」研修職員たちを労った。

修了証授与

プレゼンター 古池部門長

今年度の全14回の職員研修の修了証が古池部門長より,研修職員一人ひとりに手渡された。
研修職員を代表して黒田綾子氏が「様々な多くの事例を交えての講義や宿題を通し,自ら考えることを身につけた。皆で話し合って発表できたことは大きな成果でした」と研修での成果と感謝の言葉を述べ、平成25年度舟橋村職員研修の全てのプログラムが終了した。

出席者リスト

舟橋村 総務課主事   加藤穣
舟橋村 総務課主事   工藤拓也
舟橋村 総務課主事   中井明日香
舟橋村 生活環境課主事 千鳥知代
舟橋村 生活環境課主事 黒田綾子
舟橋村 生活環境課主事 小山倫志郎
舟橋村 生活環境課主事 板橋桃子
舟橋村 生活環境課主事 新井沙知

富山大学 富山大学地域連携推進機構地域づくり・文化支援部門長 古池嘉和
舟橋村 村長     金森勝雄
舟橋村 副村長    古越邦男
舟橋村 総務課長   松本良樹
舟橋村 生活環境課長 高畠宗明

事務局

舟橋村 生活環境課主幹 吉田昭博
舟橋村 総務課係長 林輝
富山大学 研究振興部社会貢献グループ長 近藤達也
富山大学 地域連携推進機構教授 金岡省吾(地域づくり・文化支援部門)
富山大学 地域連携推進機構地域連携推進員 河合英明(富山銀行研修派遣職員)

オブザーバー

富山大学芸術文化学部デザイン情報コース(古池ゼミ) 松井沙織
魚津市企画総務部企画政策課地域資源推進班副班長 前田久則
魚津市企画総務部企画政策課地域資源推進班主査 塩田明弘
高岡市経営企画部都市経営課 副主幹 目名田尚明
高岡市経営企画部都市経営課 主任企画員 桶川淳