舟橋村における人口問題プロジェクト実施に係る支援業務
室蘭工業大学との連携事業
室蘭工業大学・市村研究室（ランドスケープ研究室）では，都市・地域の資源(自然資源等)を活用しながら，「経済」・「社会」・「環境」のバランスを考えた都市・地域づくりについて，特に定量的な評価の観点から研究活動等を実施している。
舟橋村・人口問題プロジェクトにおいて，室工大・市村研究室の調査・研究ノウハウを活用するため，室蘭工業大学と共 同研究契約（舟橋村の都市階層構造における位置づけに係る研究）を締結した。実践的な地域活性化への活動参加を指向する室工大・市村研究室において，舟橋村・人口問題プロジェクトへの連携協力は，研究室に配属された学生の教育的意義や効果の発現を見込み，共同研究の実施を決断した。
共同研究は，室蘭工業大学・富山大学との連携による研究計画の立案のもと，市村研究室の大学院生を中心にした，人口流動データの分析，北陸・中部圏における各市町村の構造分析を実施するとともに，分析結果のプレゼンテーション資料作成などを行った。
本共同研究に参加できた学生にとっては，市村研究室にて習得する地域づくりのナレッジ，統計解析能力，プレゼンテーション能力を，現実の地域政策立案の場にて応用することができ，社会とのつながりを見据えた有意義な実践的活動体験を得ることができた。
舟橋村は，早い段階から大学を活用した地域づくり事業を展開してきているが，単に大学まかせに分析を依頼するので はなく，分析結果をいかに活用して政策立案に結びつけるのかを習得する実践的な体験とともに，地域政策の立案能力の向上を実現させることができた。
