事業レポート

事業レポート

第6眼目 舟橋村の理想像を描く@ Report
2013年10月29日
舟橋村・富山大学地域づくり連携協定事業第3フェーズ・その2 平成25年度事業企画
舟橋村職員研修

第6限目

舟橋村の理想像を描く@

どのような村を目指し,どのような政策(ハード・ソフト)が必要?
開催日時:平成25年10月29日(火)18:00〜20:00
場所:舟橋村役場 2階会議室

平成25年度舟橋村職員研修の次のステップとして地域課題解決ベクトルを設定し村の理想像を描くことを目的に,村の魅力や人口動態のあるべき姿を描き,そのために何をするべきかを考える。6日目は,2班に分かれワークショップをおこない「どのような村を目指し,どのような政策が必要か」をディスカッションした。

前半講義の振り返り

舟橋村の現状分析の復習確認

進行:富山大学地域連携推進機構 教授 金岡省吾

今回からの次のステップの討議の基盤ともなる第2回から5回まで取り組んだ舟橋村の現状分析についての講義を振り返り,全員でこれまでの議論内容を復習確認した。人口増の要因であった宅地造成の開発経緯やシステム,今後の様々な課題についてや舟橋村の利便・教育・防犯,協働のまちづくり,子育て世代と高齢化対策,出生率向上についてなど人口増の要因,どの年代がどのように変化したか,人口変化により村に起きた変化についてや人口変化への対応の方策など議論であがったキーワードや発言内容などを復習し,人口問題プロジェクト解決のパースペクティブの共通認識をはかった。次のステップへ向けて『自分たちの言葉で考えて話せるようにし,ロジックをみんなで考えよう』と金岡教授がアドバイスした。

演習・ワークショップ

舟橋村の理想像を描く@

どのような村を目指し,どのような政策(ハード・ソフト)が必要?
進行:舟橋村職員研修事務局 林輝(A班) 吉田昭博(B班)
書記:富山大学地域連携推進機構 金岡省吾(A班)河合英明(B班)
オブザーバー:舟橋村副村長 古越邦男,富山大学研究振興部社会貢献グループ長 近藤達也,日本能率協会総合研究所・社会政策研究部主幹研究員 塩見一三男

舟橋村の現状分析を踏まえて,今後の舟橋村理想像を描くことを視座に置いたディスカッションをワークショップ形式でおこなった。研修職員は2班に分けられ,各班の進行は林氏と吉田氏の両名が担当し,研修職員らの個別プレゼンとディスカッションから意見集約していくスタイルでおこなわれた。富山大学の金岡教授と河合地域連携推進員は各班の書記に徹し発言・アドバイスはしないルールとし,古越副村長・近藤社会貢献グループ長・塩見主幹研究員の3名はオブザーバーとしてディスカッションの参考情報やアドバイスを提言した。

2つの班に分かれたワークショップでは,前回課題の『どのような村を目指すのか』『将来人口の設定をどこにするか』というテーマでの一言プレゼンと各論点別でのディスカッションがおこなわれ,人口増の経緯や要因などの仕組み,人口増の良い点・悪い点,今後の人口見込み,村に与える影響についてを検討し,村の目指す方向について各班で討議された。これまでの研修や自分たちで調査で現状分析した舟橋村の地域課題を自分の言葉として討論し,舟橋村の理想像としてどのように描くかを探った。討議時間終了後,各班でのディスカッション内容をまとめ論点別に整理した発表を代表者が発表。自分たちの言葉で人口増の要因からメリット・デメリット,問題点や課題点が示され,今後の人口の見込みからどのような方向を選択して対応していくのか現状や将来の課題解決のための取るべき方向性がまとめ上げらた。 


総括

舟橋村副村長 古越邦男

研修の6日目を終えて,古越副村長から活発な討議や発表に対して「良い内容で面白く今後が楽しみである。自分はこう考えるという独自性をもっと出してもらっても良い。自分の意見をもっと出しあって今後の方向性を見いだして欲しい。今後を期待している」と総括をおこなった。