舟橋村・富山大学 地域づくり連携協定事業-『協働型まちづくり』を推進する、日本一小さな自治体の地域づくり

『協働型まちづくり』を推進する、日本一小さな自治体の地域づくり
平成21年度事業

舟橋村まちづくりワークショップ
第4回 舟橋村長ヘの住民提言の発表

日時 平成22年3月6日(土)14:00〜15:00
場所 舟橋村役場 議会委員会室
参加者  公募による住民有志の7名
     舟橋村:金森勝雄村長、古越邦男副村長、吉田昭博
     富山大学:伊藤裕夫教授、金岡省吾教授、碇谷勝研究員、新井浩主査

第4次総合計画策定に向けて、「まちづくりワークショップ」で議論を重ねてきた住民グループから、金森勝雄舟橋村長に対し提言書が手渡された。1月23日・2月6日・20日の3日間にわたり住民有志により議論されてきたもので、提言に際して住民参加者からのプレゼンテーションが行われた。

舟橋村まちづくりワークショップ-第4回舟橋村村長ヘの住民提案の提言発表

最初に、今回提出される『「第4次総合計画」策定に向けた住民提言』ついて、富山大学の碇谷研究員から、「舟橋村まちづくりワークショップ」の趣旨や議論の進め方として採用したPCM手法および本提言の体系について説明が行われた。続いてワークショップ参加住民から、それぞれ提言内容の説明が行われた。住民が考える舟橋村まちづくりの中心目的として、「舟橋村で暮らしたいと思う」人が増えること、そのために必要な取組みとして「地域資源が豊かになる」「暮らしやすくなる」「魅力を知ることができる」の3つに大別された、住民視点からの取組み提案や問題の解決手段を各項目毎に順次詳しく説明された。説明後、取りまとめられた提言書は、参加者全員が並び、代表者より金森村長へ手渡された。

金森村長は「村民と協働で取組む提言をいただき感謝します。協働のまちづくりを目指す舟橋村の第4次総合計画策定に参考にさせていただき、第3次総合計画で積み残した課題を整理、公開して住民と話しあい策定へ取組んでいく」と話した。

引き続き催された村長との懇談会では、ワークショップ参加者から、「楽しくて勉強になった」「舟橋の自然、住みやすさを実感した」「みんなでつくる舟橋村になって、未来へ向かっていきたい」など、今回の提言についての感想や意見が述べられた。また、「提言書の実行できる部分から取組んで欲しい」「村民の意見を聞き、村民を大切にする村政をしてください」などといった要望や日頃の生活で感じる様々な意見や思いが話され、金森村長との意見交換が行われた。

富山大学の碇谷研究員は、「負担感を感じない参加が可能な協働のありかたがこれからも重要となってくる。」と話し、金森村長は「今後も住民との対話を重視して、村と住民が協働して要望や課題に取組んでいき、意見交流の場を設けていきたい」と話した。