舟橋村・富山大学 地域づくり連携協定事業-『協働型まちづくり』を推進する、日本一小さな自治体の地域づくり

『協働型まちづくり』を推進する、日本一小さな自治体の地域づくり
平成21年度事業

舟橋村まちづくりワークショップ
第2回 ワークショップ

日時 平成22年2月6日(土)10:00〜16:00
場所 舟橋会館 2F研修室
参加者 公募による住民有志10名、富山大学 碇谷勝研究員
進行 NPO法人PCM Tokyo 久野叔彦氏、野口純子氏

住民の中から地域課題を掘り起こし、まちづくりに関する議論を深め、問題の解決に向けてまちづくりの施策を考える場として「まちづくりワークショップ」の第2回目が開催された。最終回に予定されている、村長への次期総合計画策定に向けた提言を取りまとめるため、活発な議論が行われた。

舟橋村まちづくりワークショップ-第2回ワークショップ

開始にあたって参加者全員で自己分析のゲームを行い、各人の特性を確認。準備運動も終わり、前回に引き続き、PCM(Project Cycle Management) 手法により問題を検証し原因を探る作業が進められた。

最初に前回までの作業を振り返り、「舟橋村の魅力が足りない」という中心問題に対して、
「舟橋村の魅力」とは何か自由な意見が交わされた。そして原因として挙げられた多岐にわたる項目を検討するため参加者は2グループに分かれ、具体的に事実を確認しながら、さらにその原因を考えるというように問題分析が深めれた。これによって、中心問題から、その直接的原因、さらに直接的原因を結果として生んでいる原因、という「問題系図」が描かれた。なお、作業はその後も、その都度2つのグループに分かれて検討され、最終的に双方から結果を発表しながら全体で議論する形で進行された。

次に「問題系図」を中心問題=中心目的として捉え、掘り下げられた原因を下層から解消し積み重ねていく「目的系図」に置き換える「目的分析」の作業である。「目的分析」では、まちづくりの道筋と手段が明確になっていく。ここでは「舟橋村に住み続けたいと思う人が増える」という方向が導かれ、舟橋村の魅力を充足させていくことで、誰もが「舟橋村で暮らしたいと思う」ようになることが中心目的と考えられた。そしてそのために必要な取組みが、「問題分析」の結果を踏まえ、手段として具体的に検討された。

第2回目のワークショップは目的分析の途中で時間切れとなり終了。当初は次回に提言書を提出する予定であったが、急遽、提言書の提出は4回目を開催することで延期し、詳細な議論は次回に持ち越されることとなった。