舟橋村・富山大学 地域づくり連携協定事業-『協働型まちづくり』を推進する、日本一小さな自治体の地域づくり

『協働型まちづくり』を推進する、日本一小さな自治体の地域づくり
平成21年度事業

舟橋村まちづくりワークショップ
第3回ワークショップ

日時 平成22年2月20日(土)9:00〜15:00
場所 舟橋会館 2F研修室
参加者 公募による住民有志9名、富山大学 碇谷勝研究員
進行 NPO法人PCM Tokyo 大迫正弘氏 久野叔彦氏

「まちづくりワークショップ」の第3回目が開催された。第1回目は関係者分析と問題分析、第2回目は問題分析と目的分析、そして今回の第3回目は、目的分析を詳細で具体的な内容に深めていく作業となった。今回の作業で提言内容の議論は終了し、第4回目で舟橋村長へ提言書を提出することとなる。

舟橋村まちづくりワークショップ-第3回ワークショップ

舟橋村の次期総合計画策定に向けて住民提言を行うことを目的としたワークショップは、最終日を迎え、いよいよ佳境に入った。まず、進行を努める大迫氏から、前回までの議論をあらためて整理して目的系図の確認が行われた。中心目的は「舟橋村で暮らしたいと思う」人が増えること。そのための取組みとなる直接手段は、@「地域資源が豊かになる」こと、A「暮らしやすくなる」こと、B「村の魅力を知ることができる」ことの3つ。「地域資源が豊かになる」は、さらに「人(住民交流)」「自然」「施設」の3つに整理された。そしてこれら直接手段の下には、これまでの過程で議論されてきた計10案件に分類される目的・手段が並ぶことになる。この取組体系を確認したうえで、小グループに分かれ、諸目的を達成するための具体的な活動を検討する作業が行われた。参加者からは多くのアイディアが出され、中には詳細で具体的な活動が提示されるものもあれば、目的と手段の関係が整合しないものもある。続いて各グループから議論の結果が発表され、全体での議論が交わされた。

最後に、体系全体を確認するとともに、それぞれの取組みは誰が主体となって推進すべきものなのかが議論され、行政でなければできないこと、住民自らが行動に移さなければ成し得ないこと、また双方の協働でなければならないことが確認された。

これで3日間に渡り開催されたワークショップは終了し、今回まとめあげられた内容を、次回3月6日に金森勝雄舟橋村長へ提言することとなった。提言書の提出に際しては、参加者が分担し、住民自らプレゼンテーションを行うこととなる。