高度差4000 スタッフ

高度差4000

富山大学/地域再生塾「高度差4000」

スタッフの紹介

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秦正徳教授
秦正徳   Masanori HATA 1947年生

地域づくり・文化支援部門長
芸術文化学部教授

【自己紹介】
高岡短期大学時代から20年に渡って高岡キャンパスにおいて教育研究地域貢献に取り組んでいます。
大学の役割は教育・研究・地域貢献という3つの機能で構成される,という理念の下,木造建築の構造設計分野で産学官連携し,産業振興にかかる共同研究を中心に新技術の実用化に勤しんでいました。中でも,構造の要である木構造の接合の工学的設計法を中心に研究しています。近年は,構造要素の設計だけでなく規模は小さいですが構造計算の難解な伝統木造建築の構造設計にも携わっています。
ハードからソフトへの移行が見られます。加えて,木造建築物を長期にわたって耐用することが地球環境に優しいという考えから,木造建築物を長持ちさせる研究も進めています。
木材利用の廃棄物ゼロエミッションの理想循環系を構築すべく,木造建築物の100年以上の使用を実現したいと考えております。

【抱負】
人文・経済・発達・芸術系の成果を,知的好奇心の潤いを超えて社会で活用するために,工学理学医学薬学の成果と連携することが必要だと考えています。
後者の学問群では地域の資源を科学的に解明していますので,地域資源を客観的に捉えた上で文化のセンスを織り交ぜて地域を再構築することで新しいサービスの誕生する可能性があると考えるからです。
具体的なひとつの方法として,大学が仕組んだ地域活性人材育成プロジェクトを社会で展開することだと思います。幸いにも富山大学にはすべての学問分野の知が集積されています。
これらの知を連携させ,地域と交流する仕組みを構築したいと考えています。

【地域再生塾の哲学】
地域再生塾では,塾生・教員・職員は同じ地域創成の探求者です。
これまでの学問分野,学歴,職歴を問わず,大学の知を活用・応用し,現実に当てはめるために,オープンな議論を通じ,お互いに知識や能力を磨くことで,地域創成への課題解決を目指し,地域再生への課題解決に向けた実践的な方法論を協働してみませんか。 系統立てて整理された知識の理解は既存の教育で充分です。加えて,自己における新しい知識を得る方法は,本や論文,インターネットで探し出して自分で読んで身につけることが出来るはずです。
知識を応用したり,現実に当てはめ,課題解決への真理の道筋(論理)・探求の成果をダイレクトに社会に還元できる手応えが,地域再成塾にはあります。