
芸術文化学部教授 渡邉康洋
Yasuhiro Watanabe
【自己紹介】
大学を卒業後、旅行会社に勤務し企画・営業の仕事に携わりました。文化観光、国際教育旅行、産業視察旅行などの業務を通じて、観光が、人々や社会や文化や自然に与える大きな力を知りました。これらの体験をもとに勤務中から国内外で観光推進に関する講演などを行ってきましたが、やがて観光分野の調査研究を本格的に進めるべくに大学教員に就任しました。
専門は観光学、観光マーケティングとビジネス英語です。観光の地域社会に対する経済効果が注目される中、最近は地域活性化と観光について研究を続けています。
【部門の役割】
地域づくり・文化支援部門は、地域連携推進機構の中の、主に人文・社会・芸術系の成果を地域社会に還元することを求められています。部門長としては総合的に、こうした部門のミッションを推し進めていくことはもちろんですが、加えてビジネス界での経験を活かし、地域社会への還元においても、人々の満足感、価値感を常に意識をした仕事をしていきたいと考えています。
【抱負】
調査によれば現代の日本人は、モノの豊かさよりも、心の豊かさを求めています。この点で文化や芸術が人々の暮らしや人生に与える影響は極めて大きいと言えます。文化に関わる仕事は人々の心に関わる重要な仕事なのだという自覚をもって事業に臨みたいと思っています。また文化を支援することが人々の心の豊かさにつながるということに大きな喜びを感じます。
一方、現在の地域社会はいくつもの課題を抱えていると思えます。少子高齢化による人口減少、購買力の衰退等が地域社会の活力を奪っています。これらの問題は一朝一夕に解決できるものではないのでしょう。様々な対策が継続的に採られて初めて、でるべき成果が表れるのだと思います。対策の中で最も重要なもののひとつが人材の育成です。地域活性化には課題を分析し、対策を講じ、そしてそれを実行していくパワーを持った人材が多く必要です。大学は人材育成の場です。この点でも大学は大きな貢献ができると思っています。
主な社会活動(平成23年度)
- 高岡市たかおか観光戦略ネットワーク会長
- 高岡市総合計画審議会委員
- 高岡市商工業振興委員会委員長
- 高岡市・射水市 万葉線活性化推進協議会会長
- 高岡市歴史まちづくり協議会委員
- 富山県総合計画審議会専門委員(活力部会)委員
- 富山県観光カレッジ(仮称)検討委員会委員
- 富山県とやま観光未来創造塾主任教授
- 富山県「富山のさかな」ブランド化推進委員会会長
- 富山県歴史と文化が薫るまちづくり事業検討委員会委員
- 越中飛騨観光圏の顧客情報のあり方調査検討会議座長
- 高岡市高岡の魅力を発信する新高岡駅周辺整備検討委員会委員副委員長
- 高岡市公共交通利用促進協議会会長
- 魚津市観光振興計画策定委員会会長
- 高岡市とやまふくおか家族旅行村管理運営検討委員会会長
- 氷見市宿泊客満足度調査委員会委員長
- 黒部市宇奈月温泉がんばろう宇奈月温泉実行委員長
資格
- 通訳案内士(英語)
- 総合旅行業務取扱管理者
- 実用英語技能検定1級, TOEIC 975, TOEFL iBT 107
所属学会
- 日本国際観光学会
- 国際ビジネスコミュニケーション学会
- 日本英語コミュニケーション学会