地域産業資料室

地域産業資料室扇蒔絵香合

漆

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扇蒔絵香合 オウギマキエコウゴウ

資料番号
U-042
種別
材質
素地:ミズメザクラ
下地:本堅地
塗り:漆塗り
技法
規格
9.3×2.1
産地
石川
制作者
西村 松逸
制作年次
H10(1998)

加賀蒔絵とは北陸地方石川県金沢市を中心に発展した漆工加飾技術・蒔絵技法の事で、特徴は研ぎ出し蒔絵、平蒔絵、高蒔絵、平文、金貝、螺鈿など、多彩な材料、技法を組み合わせて、精緻な文様を描き出す事にある。

この作者は金沢でも数少なくなった代統的な加賀蒔絵の流れを受け継ぐ者で、この香合も研ぎ出し蒔絵、高蒔絵、平蒔絵、金貝等を組み合わせ、とても細く丁寧に扇面文様を描き出している。

因みに、この香合の形は一文字型、錫縁仕上げとなっている。