地域産業資料室漆青貝塗錆蒔絵花鳥文庫
薄貝の裏に彩色して効果を高める方法を伏彩色という。花鳥の表現にこの技法を取り入れその効果をよく表している。
また、樹木は錆漆を盛り上げて彩色する技法を錆絵と称するが、この作品では高岡の青貝技法、錆絵を併用し、意匠も従来の唐物から脱して現代化された高岡青貝塗の優品の一つである。