地域産業資料室

菓子器 カシキ

資料番号
U-005
種別
材質
技法
規格
高8 幅16 奥行16
産地
制作者
制作年次

器胎は指物木地であるが、折紙細工から発想したと思われる多面体で漆器の形状としてはユニークなものである。

表面の漆加飾は全面に乾漆粉を蒔き、黄褐色の漆で抽象文様を描いた一種の変塗り技法による製品である。

形状、文様とも昭和初期の産業工芸運動の影響を感じさせるものがあり、産地の新商品開発の試みとして作られたものと考えられる。