地域産業資料室漆菓子器
朱塗りの上に描かれた唐草風の文様は琉球漆器の得意技法である堆錦で加飾されている。
堆錦とは、漆に多量の顔料を混入して餅状の漆板を作り、これを文様に切り抜いて漆面に貼り付けて加飾する技法である。
この技法は、漆の性質、気象条件などの影響もあって琉球においてのみ産地的に生かされている。