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地域産業資料室木材欅拭漆胴張り隅切盆

木材

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欅拭漆胴張り隅切盆 ケヤキフキウルシドウハリスミキリボン

資料番号
M-025
種別
木材
材質
技法
刳物
規格
45×26×3.6
産地
京都
制作者
村山 明
制作年次
H7(1995)
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この作品は,木材加工技法の一つである,刳物技法により制作されている。

この技法は,木塊を彫刻ノミや小カンナ等を使用して,目的の形にえぐり取る技法である。

加工技法の中では,基本的で単純な手法であり,もっとも古く,縄文時代前期より現代まで続いている。

これは,茶器などをのせる器であり,外形はわずかな曲線の胴張りとし,縁の角度の直線,隅切りにより緊張感を与えている。

全体に肉厚で,量感があり,樹種の荒い木目のケヤキ(欅)材と良く調和している。