地域産業資料室

地域産業資料室木材栃拭漆盛器組皿

木材

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栃拭漆盛器組皿 トチフキウルシモリキクミザラ

資料番号
M-019
種別
木材
材質
技法
庄川挽物木地(ロクロ技術)
規格
盛鉢 高4.2×径32
盛皿 高2.5×径15
産地
富山
制作者
石森  勝典(イシモリ カツスケ)
制作年次
H5(1993)
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・(そ)木地に漆を滲み込ませ漆を拭いて行く。その作業を繰り返し,木が持つ温かいぬくもりを漆独特の艶の中に活し切る。

摺り漆木地の造りは,木の固さ,年輪の形など敏感に感じながら削っていく。ロクロ職人は,漆の技法も一応身につけておくべきである。

良質の生漆を数回拭き,胴摺り磨きをかけ,十数回繰り返して拭いていく。

栃の木のもつちぢみ杢が濃淡となり,日本の木のもつ杢の面白さを見せてくれる。