地域産業資料室木材獅子頭
獅子頭は神社の祭礼の獅子舞に使用され,各地方に郷土文化として,いろいろな獅子頭が残っている。
井波彫刻は宮大工から発生し,大工と彫刻を兼ねていた。明治期に専業の人々が現れてきた。
この獅子頭は,材料として桐材を使用し,荒取り,荒彫り,仕上げ彫りと制作され,目には金箔,目の玉は黒漆を使用している。
近年は室内の装飾品として制作され,昭和50年5月に通産省の伝統的工芸品に指定されている。