地域産業資料室

鋳分花瓶 イワケカビン

資料番号
K-036
種別
金属
材質
技法
鋳分技法
規格
高19×直径12
産地
山形
制作者
井上  英吉
制作年次
H4(1992)
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山形鋳物は南部鉄器と共に,東北地方の鋳物産地として有名であり,銅鉄器の伝統産業が古来より盛んである。

鋳分(いわけ)技法というのは,二種の銅合金を型に流し込むとき時間差をおいて,異なった組織の構成をつくる鋳造法である。

技術的に難しい点は時間差のタイミングで,熟練を要すること,また同一の組織構成ができないことである。