地域産業資料室金属長老寿形鉄瓶
日本の鉄文化を築いてきた南部鉄器は約350年の歴史をもち、その中でも盛岡の鉄瓶は中心的伝統工芸品である。
この鉄瓶の形式は最近のデザインのものであり、篦押しによる霰文様と間隔の広い条線の組み合わせは従来の様式にとらわれない斬新なスタイルを造り上げている。
しかも鉉につけられている透しは、とかく重厚になりやすい把手のイメージを気品ある柔らかさにまとめられている。